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公的機関に求められる勤務姿勢って何だ

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※画像はイメージです。

※ここで論ずる公的機関とは公務員だけでなく交通機関も含みます。

 公的機関で職務に従事する職員が、その怠慢振りを利用者に咎められ、その結果が報道され世間のさらし者とされ糾弾される事案が多発している。
 糾弾する傾向は都心部に多いように思われ、故に、都心部に勤務する公的機関の従業員は、常に周囲の目を気にして勤務し、常に緊張を強いられる事となり、結果、精神をやられて、職場から強制退場させられるルートを辿らされるのではないだろうか。

 そんなのが当たり前になった環境から、先日、ちょっとした地方都市に用事がありバスに乗る機会があった。その都市の中心駅で出発を待つバスに乗り込んだのだが、そのとき、運転席で私は信じられない光景を見た。バスの運転士がいすの上で靴脱いで胡坐かいてiPadのキンドルで小説を読んでいたのだ。これは、都心のターミナル駅ではほぼ見ることが出来ない光景で、私は物珍しさにその運転士をじーっと見つめてしまった。
 運転士は出発時刻3分ほど前に運転の体制に入ったのだが、このときも、自らの傍らに並べた革靴ではなくハンドルの下に置いておいたズック靴を履いていた。私は大型二種の免許を持ち各社のバス運転士採用試験を受けてきた経緯から、このように靴を履き替えて運転する行為は会社から認められた行為と知っているが、それを全く知らない細かい客が見たら、どのように思うだろうか。
 しかし、この運転士殿は出発以降何ら不安を抱かせることなく、特に、もう都会では見ることの無くなった長ロッドのシフトレバーでダブルクラッチを可憐にこなしながら客を運んでいた。

 客という純粋な立場に立てば、運転士がどんな格好をしようと待機中に何をしていようと、乗り心地良く安全に目的地まで運んでもらえればいい訳である。他の職種についても同様で、依頼した職務が安全かつ円滑にこなされればいいはずである。なのになぜか、特に都心部を中心に品行方正をこれでもかと求めてくる。

 いつから日本は、特に都市部ではこのように締め付けるようになったのだろうか。
 締め付けすぎた結果、起こるのは人心の疲弊、そして、そこから生まれる事故ではないのだろうか。
 しかし逆に「割れ窓理論」という話もあり、なかなか難しい。
 結論は永遠に出ないのではないだろうか。

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最終更新日:2016-04-18 11:53

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